私たちの三条市をつくる市民の会(村上幸一会長)は14日、三条市厚生福祉会館でパルム裁判説明会を開き、この日、行われた三条昭栄開発(株)=代表取締役・国定勇人三条市長=が、すでに解体されているパルム1の地元地権者に対して所有権移転登記手続きを求める訴訟の第9回口頭弁論の説明を行った。
同会は、被告である地元地権者を支援しており、その口頭弁論終了後に毎回、説明会を開いている。今回も第9回が終わった午後5時から開き、被告である地元地権者の代理人弁護士2人が、その内容を説明した。
前回8回で、被告の地元地権者側は、原告の三条昭栄開発側に対して、事実関係を確認するため、被告の地元地権者本人、原告代表者の国定市長とその事務を行った市職員1人の3人の証人尋問を申し出ており、今回、地元地権者本人と市職員の2人の証人尋問が採用されたと説明した。
証人尋問は次回、8月17日に行われ、「真実がよりいっそう浮かび上がる」。また、2人の尋問が終わり、国定市長の尋問が必要ないとなれば、結審となり、「もしかすると、年内に判決となるかもしれない」とも話した。