16、17の2日間、三条市総合運動公園「三條機械スタジアム」で行われる2012プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦の阪神タイガース対中日ドラゴンズ戦を前に15日、中日ドラゴンズが一足早く三条入りして午後2時半から同スタジアムで練習を行った。
青空の下、外野の芝生の上でストレッチに始まり、ダッシュ、キャッチボール、ノックなどの練習のメニューをこなした。一軍でも活躍するドラフト1位の野本圭外野手、やはりドラフト1位の大野雄大投手、立浪和義の背番号「3」を受け継ぐ吉川大幾内野手らも顔をそろえた。
連携プレーでの捕球から送球までの速さや正確さ、それにも増して並外れた身体能力は、テレビでは当たり前に見ているはずなのに、目の前であらためて見る迫力とスピード感に圧倒され、練習を見ているだけでも楽しい。阪神はこの日夕方に三条入りして、当日、試合前の練習を行う。
同スタジムはこの日に向けて万全のグラウンド整備を進めてきた。地域に親しまれ、愛される球場を目指す同スタジアムの柴山昌彦GM。中日のスタッフにグラウンドの状態をほめられたことを喜び、「三條機械スタジアムは、収容人員は少ないけど、新潟県内でトップの球場にしたいと取り組んでいますから」とプライドをかけて試合を迎える。
試合開始は16日が午後0時半、17日が正午で、2日間とも午前10時開場。1日先着500人のアンケートに答えた人に球団グッズをもれなくプレゼントする。グッズはポンチョ、バッグ、選手のミニフィギュア、選手うちわ、Tシャツ、レプリカユニホーム、マフラータオルなどさまざまで、どのグッズをもらえるかは抽選で決まる。
グッズなどを販売する売店が並び、メーンスポンサーののパール金属はアウトドアグッズの「キャプテンスタッグ」製品を販売するコーナーも設ける。さらにサイン会もあり、阪神タイガースのマスコットキャラクターのトラッキー、ラッキー、キー太が一軍の試合を差しおいて三條機械スタジアムに勢ぞろい。試合はもちろん、「それ以外の部分でも十分に楽しめるイベントになります」と柴山GMは話している。
当日券はネット裏自由席がおとな2,000円、小中高校生1,000円、内外野共通自由席がおとな1,500円、子ども500円。問い合わせは同スタジアム(電話:0256-32-8911)へ。