「水道の塔」と呼ばれて親しまれる燕市の旧配水塔=水道町1=に集う市民グループ「燕の水道の塔を愛する会」(早川賛治会長)は15日午後6時半から燕市総合文化センターで第2回総会を開き、平成24年度の事業計画や予算を決めた。
会員53人のうち24人が出席。平成23年度事業と同決算(収入5万3,000円・支出3万0,723円・次年度繰越2万1,277円)を報告通り承認、24年度事業計画と同予算(収支とも7万3,277円)を原案通り決めた。
今年度は3回、「塔をテーマにする学習会」を開く。7月下旬に有識者・地元精通者による講演、9月下旬に三条市大崎浄水場への視察研修、11月に塔の案内ガイド研修を行う。
会費はこれまで通り年1,000円。役員として新たに6人の顧問を迎えた。6人は、鈴木力市長、大岩勉市議会議長、山崎悦次燕商工会議所会頭、田中正勝日本金属洋食器工業組合理事長、池田弘日本金属ハウスウェア工業組合理事長、藤田進協同組合つばめ物流センター理事長。
早川会長は「市民の皆さまに愛されるシンボルタワーとして一般に広まっていくように」と願った。
水道の塔は1941年(昭和16)の完成から70年余りたち、老朽化して取り壊すという話もあったが、旧燕市のランドマークとして親しまれていることから保存することなり、昨年暮れからことし4月まで改修工事が行われ、再生した。
それをきっかけに、水道の塔を文化的遺産として後世に伝え、地域のシンボルとして地域住民の一体感を生み出す事業を行っていこうと、昨年9月に同会が発足した。
また、早川さんは、17日午前11時45分から正午まで新潟県民エフエム放送「FM PORT」の番組「hiro&hiroの新潟ステキ☆プロダクション」で、水道の塔について泉田裕彦知事との対談が放送されることも紹介した。
会員は随時、募集している。入会の申し込みや興味のある人は燕市教育委員会生涯学習課文化振興係(電話:0256-63-7002、総合文化センター内)へ。