16、17の2日間、三条市総合運動公園「三條機械スタジアム」で行われる2012プロ野球ウエスタン・リーグ公式戦の阪神タイガース対中日ドラゴンズ戦が行われており、1日目の16日はあいにくの小雨だったが、予定通りに試合が行われ、目の当たりにするプロのプレーに地元野球ファンは目を輝かせて観戦した。
前日の青空から一転、雨降りで朝のうちは強く降ることもあったが、幸い試合が始まるころには小降りになった。球場前には飲食のブースや球団グッズを売る店、メーンスポンサーのパール金属のアウトドアブランド「キャプテンスタッグ」を売る店が並んでお祭りムード。試合前に阪神の旧小須戸町出身横山龍之介投手と岩本輝投手がサイン会も行われた。
午後0時半の試合開始を前にセレモニー。阪神のマスコットキャラクターのトラッキー、ラッキー、キー太が勢ぞろいし、吉田実副市長のあいさつのあと、地元須頃ジュニアクラブの団員から阪神の吉竹春樹監督と中日の鈴木孝政監督、さらに阪神の横山投手と中日の矢地健人投手に花束などを贈呈。須頃ジュニアクラブの大島小6年生五十嵐慎平君による始球式でプレーボールとなった。
三條機械スタジアムでは2008年の「欽ちゃん球団交流戦」以来、プロ野球のファームの公式戦を毎年行ってことしで5年目になる。天気を見て来場する人が多いので、来場者は前売りより当日券の方が多い。雨降りだったので試合が行われるかどうか問い合わせの電話が相次ぎ、観客の出足も鈍かった。
しかし、グラウンドのコンディションは万全。内野の土の部分には直前までシートがかぶせられていたので、逆に雨がちょうど水まき代わりに。スタンドの野球ファンはプロのスピードやパワーに間近で見入っていた。
試合では、1回表の中日の攻撃で1死2、3塁から中日4番の柳田殖生内野手が阪神先発の歳内宏明投手から頭部に死球を受けて救急車で運ばれ、歳内投手は危険球退場となる波乱含みの出足だった。17日は正午試合開始。当日券はネット裏自由席がおとな2,000円、小中高校生1,000円、内外野共通自由席がおとな1,500円、子ども500円。