初夏は花菖蒲園がにぎわう三条市矢田、しらさぎ森林公園で16日から7月1日まで「花菖蒲まつり」が開かれており、初日16日は開幕を告げるオープニングイベントが行われた。
曇り空の下、花菖蒲まつり実行委員会の伊藤弘一委員長、国定勇人市長のあいさつで開会。予定していた地元の栄太鼓の演奏は、朝方の雨にで中止。オープニングイベントを前に、栄庁舎から同会場までの5.5キロを歩く「健康ウオーク」も行われ、国定市長をはじめ、1歳から78歳まで約80人が参加してゴール地点の同会場で地元の野菜がたっぷり入った「具だくさん汁」を味わった。
園内のハナショウブは、花の見ごろにはまだ早く、早咲きの品種が咲き始めたところ。朝の雨にぬれた白や紫の花は、周囲を緑のなかでいっそう鮮やかに映えた。訪れた夫婦や家族連れは、野鳥のさえずりと風の音をBGMに園内を散策したり、写真を撮ったり。「花は少ないけど、気持ちいいね〜」と話していた。
初日のイベントとして、花博士による花菖蒲ガイドや公園遊歩道散策歴史ガイドも行われ、焼きそばやドジョウの唐揚げ、野菜販売などの模擬店も並び、散策のあとは腹ごしらえしてのんびり過ごした。
関係者によると、ことしは例年により1週間ほど花の時期が遅れ、見ごろは24日ころからという。ハナショウブが咲くのと同じころにホタルが飛翔し、例年だと多い日には100匹以上のホタルを一度に見られる。それも遅れているようで、ことしはまだ姿を見せていない。
このほか、23日は午前10時と午後1時から「親子で花菖蒲の絵手紙を作ろう」を行い、参加費100円で申し込みが必要。24日は午前10時から30分ごとに4回、人気の「ニジマス700匹つかみどり」を行い、その場で参加申し込みを受け付け、捕ったニジマスをその場で塩焼きにして味わえる。参加費は1匹250円。24日のみ東部工業団地を臨時駐車場として、無料のシャトルバスを運行する。
また、7月1日午前8時50分から「雲蝶の彫刻とさかえ里山トレッキング」を行う。参加費400円で先着20人を受け付けて、参加したいい人は栄サービスセンター(電話:0256-45-4111)へ申し込む。