燕市議会の6月定例会最終日の22日、鈴木力市長は空席となっていた副市長の選任についての追加議案を上程し、南波瑞夫現総務部長の選任に同意を得た。
副市長の選任について、鈴木市長が提案理由を説明。起立採決とし、起立多数で原案通り同意を決めた。任期は7月1日から4年間。3月の菊地剛前副市長の死去に伴い空席となっていたもので、新燕市の5人目の副市長となる。
南波総務部長はあいさつで、「先の菊池副市長の後任となるわけでございますが、今、その手本としてきた人を失い、この任に当たっては市長から指名されたことの職責の重さ、これを右の肩に、また、議会からご同意いただいた責務の重さを左の肩に、しみじみと感じております。もとより微力ではありますが、燕市のいっそうの発展のため鈴木市長を補佐し、職員と一体となって職責をまっとういたしたいと考えております」と述べ、指導と支援を求めた。
6月30日付で総務部長を退職し、7月1日に副市長就任となるが、土、日曜で休日のため、29日に退職辞令を受け、週明けの7月2日朝、副市長就任の辞令交付を受ける予定だ。
南波総務部長=燕市小池新町=は、昭和29年4月生まれ。48年3月県立三条高校卒業、52年3月明治学院大学法学部中退。民間企業に勤務したのち57年7月に旧燕市役所に採用。県内初の市役所から銀行事務所への派遣も経験し、北越銀行香港事務所に数か月、籍を置いた。平成14年4月総務課秘書係長、16年4月総務課長補佐、18年3月の合併後会計課長補佐、21年8月企画調整部長、22年10月より総務部長と企画調整部長を兼務、23年4月より総務部長。