青少年の非行防止、更生保護に携わる青年ボランティア団体「三条地区BBS会」(田村元隆会長)は23日、会員募集のPRも兼ねて三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」周辺の美化活動を行った。
BBS会は、「Big Brothers & Sisters」の略で、会員は18歳から35歳くらいまで。不幸にして犯罪に陥ってしまったり、犯罪を犯す危険性をもって苦しんでいたりする少年少女に、兄や姉のように寄り添うボランティアだ。
少年少女に年齢の近い会員が、いっしょにバーベキューやスポーツをしたり、食事や話したりする友だちのような活動、また、少年少女といっしょのほか会員同士で犯罪を減らして楽しく生きるためにはどうしたらいいか考えたりして支援するなど組織で、全国に広がっている。
三条地区の会員は9人で、毎月10日の午後7時半からソレイユ三条で例会を開いている。今回の美化活動は、景観が美しくなることで犯罪抑止になることから、初めて企画。午前9時にソレイユ三条に会員など7人が集合し、JR三条駅までの間をごみ拾い用トングと袋を手に歩いて約1時間、ごみ拾いを行った。
会員はそろいのTシャツを着て通りかかる人やドライバーに活動をアピール。ごみを探すのに苦労するほどきれいだったが、たばこの吸い殻や紙くず、空き瓶などを見つけては燃えるごみと燃えないごみに分けて黄色いボランティアごみ袋へと分けた。
そのあとは、会場を大曲河川公園に移し、バーベキューを行った。同会はいっしょに活動する会員を募集している。興味のある人は三条市ボランティアセンター(電話:0256−33−8511)へ連絡してほしいと呼びかけている。