燕市産業史料館は7月1日、iPhoneやiPod touchを活用した常設展の音声ガイドを始める。
館内で専用端末を貸し出し、展示してある作品を鑑賞しながら、画面に現れる作品画像を指先でふれるようにして選び、その作品の説明を聞くことかできる。
iPhoneやiPod touchを持っていれば、無料の専用アプリをダウンロードして、自身の端末でも利用できる。コンテンツは、燕市産業史料館が所蔵する作品の画像を活用して制作したもので、専用アプリの配布は県内の博物館や美術館では初めて。
アプリは「燕市産業史料館音声ガイド」。iTunes StoreのApple Storeから無料でダウンロードできる。対応条件はiPhone、iPod touch、iPad互換iOS5.0以降が必要。コンテンツは展示室案内17本、作品案内40本の計57本、総時間44分。
ナレーションはフジテレビの「あいのり」に出演していたフリーの海津優子さんに依頼した。専用端末はiPod touchを10台購入。その背面には、燕市西燕町、武田金型製作所のブランド「mgn」の企画、開発、販売を行う同所、(株)MGNET(武田修美代表取締役)がレーザー刻印を提供した。
史料館のロゴやトレードマーク、さらにどこかで見たことのあるような書体で「壱号機」とレーザー刻印が施し、史料館の専用機とアピールする。この専用機は、運転免許証を同史料館で提示するか署名することで無料で借りることができる。