三条市の第一中学校区小中一体校の建設に反対する市民グループ「私たちの三条市をつくる市民の会」(村上幸一会長)と「小中一体校の問題を考える会」(外山晴一会長)は3日、三条市監査委員会に市民5,786人の署名を添えて事務監査請求を行い、同監査委員会が受理した。
両会の会長をはじめ役員など請求代表者10人のうちの7人が午前11時に市役所を訪れ、先に手続きを行った5,786人分の有効署名と第一中学校区に建設される小中一体校の問題点などを掲載した事務監査請求書などを持参し、監査委員会事務局の渡辺局長に手渡した。
考える会の外山会長が代表し、「5,786人という署名数は、監査請求に必要な有権者の50分の1を大きく上回るものでした。このことは、多くの市民が三条市、並びに三条市教育委員会が進めている第一中学校区の小中一体校、並びに小中一貫教育に多くの疑問、不安、憤りをもっていることのあらわれと受け止めることができます」、「このような多くの市民の声を重く受け止め、公平、公正な監査をお願いします」と文書を読み上げて、求めた。
三条市監査委員会はこの日、午後4時から監査委員会議を開いて審査し、この請求を受理することを決定した。また、請求代表者から補足の説明を行う機会の設定を求められたことを受け、7月11日午前10時から市役所で補足説明の実施することをあわせて決めた。
事務監査請求書を受理した今後は、監査を実施し、監査委員の合議により決定し、監査結果の通知、公表。あわせて、議会、市長、関係執行機関に提出することになる。