三条市は8月5日まで諸橋轍次記念館で、さんじょう遺跡展示会「五十嵐川流域の火炎土器」を開いており、その関連イベントして8日午後2時から「さんじょう遺跡物語講演会」を開き、國學院大學名誉教授で県立歴史博物館名誉館長の小林達雄さんが講演し、さらに地元に本社を置くスノーピークの山井太社長との対談する。
「さんじょう遺跡物語講演会」では、小林さんが「火焔土器のクニと五十嵐川流域の縄文人たち」をテーマに講演したとあと、「縄文人のデザイン力〜くらし・人生・モノづくり〜」をテーマに対談する。
遺跡とアウトドアメーカーの山井社長の接点を不思議に思う人もあるだろうが、スノーピークは藤ノ木遺跡から出土した鉄鍋で実現された今の技術でも難しい薄い鉄や現代でも通用するデザインにインスピレーションを受け、「燕三条極薄鋳鉄」と名付けたダッチオープンを開発している。4時半に終わる。定員50人、参加費は無料だが、参加したい人は生涯学習課文化財係(電話:0256-46-5205)へ電話で申し込む必要がある。定員になりしだい締め切る。
展示会では、吉野屋遺跡や長野遺跡から出土した火焔型土器や王冠型土器を展示。五十嵐川流域には世界的に優れた芸術と評価される火炎土器が数多く出土しており、5,000年前の縄文の美と驚きのデザイン力を鑑賞してもらっている。
ほかに関連イベントとして7月1日に続いて22日午後2時から会場で展示説明を行う。22日は午前10時から午後3時まで体験イベントとして縄文レリーフづくりも行う。
さらに8月5日午前9時から午後3時まで勾玉づくりや縄文衣装体験なども行う。これらの問い合わせも文化財係へ。会場は午前9時から午後5時まで開館、入館は午後4時半まで。毎週月曜が休館、月曜が祝日ならその翌日が休館。入場無料。