燕市に住む写真愛好家が会員のグループ「PHOTO風音(フォトかのん)」は、3日から24日まで三条市大野畑、済生会三条病院で写真展を開いている。
展示している作品は、会員5人が撮影した作品19点。近郷で撮影した風景やスナップ、イベントなど撮りためた作品が並ぶ。ハイアマチュアも今はデジタルカメラが大半だが、会員はキャリアが長いこともあり、デジタル撮影は1点だけ。それ以外はアナログのフィルムカメラで撮影した作品だ。
全国公募展や県展へも出品しており、それぞれが得意とするモチーフを長い経験で培ってきた技術やスタイルで表現。今となっては珍しいモノクロ写真もある。
同会は1999年に発足。グループ展のほかに済生会三条病院での作品展を恒例にしている。以来、会長で県内を代表するアマチュア写真家だった捧武さんが2010年に77歳で死去し、それから2回目の済生会三条病院での展示。大黒柱を失って会の存続も危ぶまれたが、5人が寄りそい、支え合うようにして再び歩みを進めており、2日夜はこれまで通りに会員が集まって展示作業を行った。
また、同病院が発行する季刊紙の「済生会三条病院だより『あんしん』」の表紙を一昨年から会員の作品で飾っており、同病院との縁も深まっている。