今年度3回目の「三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」は8日、前回と同じく三条別院から本寺小路、昭栄通りを歩行者天国にして開かれ、心配された雨も昼ころにぱらついただけにとどまり、いつも通りのにぎわいだった。
20の新規出店を含む76店舗が出店した。前日は強い雨が降り、この日も明け方まで三条市に大雨警報が発表されていたが、三条マルシェが始まる前にはあがり、涼しい朝で始まった。
歩行者天国にした小路は、まつりのような人出でにぎわった。相変わらず昼を待たずに売り切れる店もあり、飲食物を売る店のほとんどは列ができる人気だった。
今年度から毎回、メニューを変えて海外の料理で出店しているカナダ出身の三条市国際交流員ピーター・カーターさん(25)は、今回はインド料理の「バターチキンカレー」で出店。世界中で人気のこくのあるクリーミーな甘口カレーを提供する。
韓国料理にキューバ料理、本業は美容院経営なのにコーヒーで出店したり、サバの缶詰を使ったサラダ「サバサラ」を「三条名物」と言い張ってみたりと、何でもありのごった煮感も三条マルシェの大きな魅力で、モノの売り買いにとどまらない非日常なコミュニケーションの空間を出店者と来場者が一緒なってつくりあげて楽しんでいた。