9日午前から発生している三条市の住民基本台帳システム改修に伴うトラブルで、午後3時現在で三条、栄、下田庁舎の窓口での証明書などの発行停止により影響のあった人は、住民票や健康保険証の即日発行で6人、印鑑登録で6人の計12人となっている。
サービスの提供停止となっているのは大きく3種類で、市役所窓口での新たな印鑑登録がきないこと、この日に転入や転出、結婚、離婚などで住所や戸籍を異動した人が即日発行を求める住民票や保険証などの発行ができないこと、証明書コンビニ交付サービスの停止の3つ。三条市では、それぞれに事情を説明し、システムが回復したら郵送か電話で連絡するなどの対応を行うとして、理解を求めた。
システムを担当する情報政策課によると、システムの構築から保守はメーカーに委託している。午後4時現在もなお三条庁舎内とメーカー本社などで原因究明の作業中。少しでも早くとも翌10日朝には復旧したい考えだ。
ただ、万一、復旧が遅れた場合でも、窓口では明日10日には手書きなど何らかの方法で証明書の発行サービスができるようにするとしており、あわせて準備を進めている。
委託業者によるトラブルとはいえ、国定勇人市長は9日更新したブログ「三条市長日記」の前段でシステムの不具合にふれ、「改めて正式にコメントさせていただくとともに、現況や今後の状況についても、ご報告申し上げてまいりたいと思います。いずれにしましても、市役所に足をお運びいただいた皆さまを始め、多くの影響を受けられた皆さま方に、お詫び申し上げます。」と書いている。