三条市の第一中学校区の一体校建設に反対し、三条市監査委員会に事務監査請求を行っている市民グループの代表者らが11日、三条市監査委員に対して請求内容の補足の説明を行った。
事務監査請求は、「私たちの三条市をつくる市民の会」(村上幸一会長)と「小中一体校の問題を考える会」(外山晴一会長)の役員など10人が代表請求人となり、7月3日に市民5,786人の署名を添え、第一中学校区に建設される小中一体校の問題点など9項目の監査を求めて行い、受理されたもの。その請求書の内容について監査委員に正しく伝わるようにと、請求代表人から補足の説明の機会を求めたもの。
午前10時から市役所第2庁舎に大久保秀男代表監査委員、捧厚雄委員、梶勉委員の3人と、代表請求人10人のうち7人が出席。補足説明は、請求内容の1項目ずつ行い、代表請求人の説明に対して、監査委員が請求人の求めることを、「手続きに違反があったかということですね」など1項目ずつ確認しながら進めた。
監査委員会では今後、監査を行って委員の合議により決め、監査結果を請求代表者に通知する。あわせて結果の公表を行い、議会、市長、関係する執行機関に監査結果を提出することになる。決定の時期について事務局では、できるだけ早くと話したが、具体的な時期は未定とした。