6日から22日まで燕市産業史料館で開かれている「つばめっ子かるた原画展『黒井 健が描いたつばめ』」にあわせて14日午前10時から燕市文化会館で黒井健講演会が開かれる。
「つばめっ子かるた」の絵本の原画を描いた『ごんぎつね』や『ころわん』シリーズで知られる新潟市出身の絵本作家、黒井健さんが講師。前半はことし3月に行われた黒井さんのギャラリートークのような市担当者との対談形式で、黒井さんが昨年秋に燕市に取材し、原画を完成させるまでのエピソードを実際にプロジェクターで作品を映しながら具体的に話す。
後半は「つばめっ子かるた」にとどまらず、黒井さんの絵本作家としての歩みや絵本創作に対する思いなどについて聞く。
「つばめっ子かるた」は、2006年に合併して新たに生まれた燕市の一体化を図る「燕ひとつプロジェクト」の一環で制作。市民から読み句を募集し、文芸つばめ編集委員が監修し、絵札の原画を黒井さんに、読み札の字句は地元燕市の書家の長谷川白楊さんが書いて今春、完成した。
それを記念した原画展と講演会で、黒井さんの講演をより深く理解するためにも、原画展をじっくり鑑賞してから黒井さんの話に耳を傾けたい。原画展は入館料がおとな300円、子ども100円で、講演会は入場無料。講演の参加は申し込みの必要はなく、聴きたい人は直接、会場へ出向く。問い合わせは燕市教育委員会生涯学習課文化振興係(電話:0256-63-7002)へ。