北陸自動車道栄パーキングエリアに接続し、ETC機搭載全車両が24時間利用できる栄スマートインターチェンジが、14日午後3時に開通した。
栄スマートインターチェンジは、北陸自動車道の栄パーキングエリアに設置。三条燕インターから5.9キロ、中之島見附から9.4キロに位置する。ETC専用で、大型トレーラーまで全車両が24時間上り下りとも乗り降りできる。事業年度は平成20年から24年で、総事業費は17億4,000万円。計画交通量は1日1,000台。
県内では8番目、全国で63番目のスマートインターチェンジ。ETC割引で「30%OFF」の平日昼間割引だと普通車の料金は、栄スマートインターから三条燕まで200円、新潟西まで650円、中之島見附まで300円、長岡まで500円になる。
午後3時の開通に先立ち、三条市は午後0時半から栄スマートインターチェンジ上り線内の特設会場で開通記念式典を開き、国会議員、県議、国土交通省、新潟県、東日本高速道路、燕市長、燕市議会議長、地権者、三条市議、地元関係者、施工業者など80人余りが列席。
国定勇人三条市長は式辞で、「この開通を契機とし、全国各地の人々との交流が深まり、地場産業、観光産業など地域の活性化が図られることに大きく期待を寄せている」と述べた。
菊田真紀子衆議院議員、佐藤信秋参議院議員、中原八一参議院議員、前川秀和国土交通省北陸地方整備局長、新潟県知事代読の来賓祝辞、事業経過報告などに続いて列席者と市民計約150人が見守るなか、国定市長と来賓をはじめ地元の栄中央小学校と栄北小学校の6年生計6人も参加してテープカット、来賓と地元栄中央保育所、川通りどれみ保育園園児とで、くす玉割りを行って開通を祝った。
式典終了後に、標識の整備や開閉バーの設置など最終的な整備を行い、午後3時に開通。上り線の一番乗りは、地元貝喰新田の78歳の男性で午前2時半から並んで待っていた。男性は、これまでは三条燕インターか中之島・見附インターまで行って高速道路を利用していたと話し、身近なスマートインターの開設に「しょっちゅう乗るこて」と、便利になると喜んでいた。