「7・13水害を忘れない」をコンセプトに2007年から毎年開かれている野外フェス「大崎祭」が、ことしも「海の日」の16日午前10時から三条市・大崎山のグリーンスポーツセンターを中心に開かれる。
午後5時まで開かれ、三条市グリーンンスポーツセンターでライブステージ、キャンプ場は「OPEN FREE MUSIC SPACE」としてDJやパフォーマンス、ワークショップ、同センター前ではフリーマーケットの出店などが行われる。
年々、規模を大きくしているが、ことしは7・13水害の記憶展を開催。三条市消防本部から0三条市を襲った04年の7・13水害と昨年の7・29水害の被災のようすを撮影した写真パネルが展示される。ミュ有情は無料だが、ライブステージは有料で2,000円。
主催は新潟県内、主に三条市のメンバーでつくるカルチャークリエーション集団「mi-light」。なかでも今は秋田県横手市に住む会社員神谷大介さん(32)が中心になっている。
神谷さんは以前は三条市内で働いており、7・13水害と同じ年の中越地震、07年の中越沖地震を三条市で経験し、被災者を励まそうと大崎祭を始めた。中越地震からの復興を願って旧川口町でイベントと追悼式典「SONG OF THE EARTH」スタートしたが、神谷さんは復興に携われたなかったという後悔があった。
7・13水害で被災した人や地域に向け、「楽しみながら当時を思い出し、記憶にとどめてもらおう」と始めたのが大崎祭。敷居を高くせず、まつりの色を濃くしようと考えている。毎年、全国から数百人の来場があるが、「地元の人にもぜひ参加してほしいですね」と神谷さんは話している。問い合わせは神谷さん(電話:080-1825-8379)へ。ライブステージのタイムテーブルは次の通り。