「7・13水害を忘れない」をコンセプトに2007年から毎年開かれている野外フェス「大崎祭」が、ことしも「海の日」の16日、三条市・大崎山のグリーンスポーツセンターを中心に開かれ、猛暑のなかでライブステージやフリーマーケットが行われた。
三条市グリーンンスポーツセンターでライブステージ、キャンプ場は「OPEN FREE MUSIC SPACE」としてDJやパフォーマンス、ワークショップ、同センター前ではフリーマーケットなど約30の出店があった。
折しも三条は気温がことし最高の35.6度まで上がって35度を超す猛暑日に。日陰にいてもじとっと汗が噴き出す厳しい暑さで、グリーンスポーツセンター前は、色とりどりの店が並んで違う国へ来たかのような雰囲気だった。
炎天下にもかかわらず来場者が次々と切れ目なく訪れ、フリーマーケットで買い物したあとは、木陰で食事するなど梅雨明け前とはいえ、緑のなかで真夏を全身で感じて過ごしていた。
主催は新潟県内、主に三条市のメンバーでつくるカルチャークリエーション集団「mi-light」。なかでも今は秋田県横手市に住む会社員神谷大介さん(32)が中心になっている。
07年に大崎祭を始めたとき、神谷さんは三条市内の会社に勤めたいたが、出身地の秋田へ戻った翌年以降も大崎祭を続けてほしいという声にこたえて、地元の代表、会社員高橋朋也さん(29)=三条市石上=らの手も借りて続けている。
神谷さんは「夏は大崎祭があるという楽しみとともに水害の記憶を覚えてもられば」と言い、「協力してくれる人が増えているので、これからも継続していけたら」と話していた。