NPO法人骨髄バンク命のアサガオにいがた(丹後まみこ会長)は16日、加茂市・にすけ会館で骨髄バンクチャリティーライブを行い、関係者を含めて約200人が来場し、にぎやかな夕方を過ごした。
午後4時半から7時半まで開き、地元のアマチュアバンドや吹奏楽のほか、ダンスやトランペット演奏など次々と披露し、時間を忘れて楽しんだ。
チャリティーライブは、白血病などの治療に骨髄液を提供する仕組みを行うのが「骨髄バンク」。そのPRをと一昨年に亀田市、昨年も加茂市内で開いている。
一昨年から事務局がそれまでの新潟市から加茂市に移った。同法人の理事、高野豊さん(52)=加茂市5番町=もバンドのギタリストで出演した。高野さんは2005年に長男の敏行さんを白血病で亡くした。
妻由美子さんが敏行さんに贈る『俺、マジダメかもしれない…』を出版したこともあって、同法人に誘われてメンバーに加わった。
今回のライブの会場の入り口には、骨髄バンクや敏行さんの闘病などに関するパネルも展示した。「骨髄バンクというと敷居が高いイメージがあると思いますが、こうしたイベントを通じて骨髄バンクの存在をひとりでも多くの人に知ってもらえれば」と大勢の来場を喜んでいた。