三条市本町2、割烹「松木屋」を経営する(株)松木屋の広岡豊樹社長(57)は17日、5月に亡くなった同社会長で保護司だった父豊作さんの遺志を継いで、100万円を三条の社会福祉に役立ててほしいと三条市社会福祉協議会に寄付した。
広岡社長は午前10時に同社副社長で松木屋女将の頼子さんと2人で市社協を訪れ、崎山興紀会長に寄付を手渡した。
豊作さんは、三条祭り前日の5月14日、85歳で亡くなった。保護司やロータリークラブの活動を通じて、市の社会福祉に強い関心があり、生前から社会福祉のために寄付をしたいと話していたと言う。
早くに両親を亡くしたという豊作さんは、家庭環境に恵まれない人のことを常に気にかけている人だった。三条地区保護司会の会長を務めたこともあり、会長当時、事務局が同社協内にあったことからも同社協と縁があったという。
同社協では、寄付は社会福祉基金に積み立てて、有効に使わせてもらいと善意に感謝していた。