九州北部豪雨で被災した福岡県久留米市にボランティア資材を届けるため、NPO法人「にいがた災害ボランティアネットワーク」(川瀬和敏理事長)は18日朝、資材を格納している三条市栗林の旧サカタ製作所でトラックに第1便の積み込みを行った。
積み込み作業は午前8時から行い、燕三条青年会議所、サポートステーション、燕市と三条市の社会福祉協議会、三条市役所、福島県南相馬市から三条市に避難しているNPOさんじょうのスタッフ、同ネットワークの関係者などボランティア約30人が参加した。
猛暑のなか、汗びっしょりになってスコップや一輪車、デッキブラシ、バケツなどを40分余りかけて4トントラック1台に積み込んだ。
資材は、7月14日に24時間降水量392.0ミリを記録する平成24年7月九州北部豪雨で大きな被害を受けた久留米市に送る。今回の豪雨では久留米以外にも九州各地に大きな被害をもたらしたが、同ネットワークとつながりのあった久留米市社会福祉協議会からの要請に応じたもの。トラックは約30時間をかけて20日朝に久留米市に到着する予定だ。
(株)サカタ製作所=長岡市=は、8年前の2004年の7・13水害で三条市の災害復旧のボランティアが使い終わったボランティア資材の格納スペースとして同社倉庫の一部を無償で提供している。昨年は、3.11東日本大震災をはじめ、三条市も大きな被害を受けた新潟・福島豪雨水害、台風12号の和歌山など、多発する災害で何度も被災地へ運ばれた資材もあった。
また、今回の豪雨では、同ネットワークの李仁鉄理事が前日から久留米市に入り、災害ボランティアセンターのコーディネーターなどを行い、現地で協力している。
翌19日も午後3時から資材の積み込みを行い、4トントラックに2台で第2便を出発させる。積み込み作業は人手が多いほどありがたく、ボランティアの参加を待っており、参加したい人は直接、同所へ。