三条ロータリークラブ(杉山幸英会長)と三条東ロータリークラブ(玉木敏会長)がそれぞれ受け入れているドイツからの交換留学生4人が18日、国定勇人三条市長を表敬訪問した。
交換留学生は、ムルコ・ヘラーさん(18)とジョセフ・ナーゲル・シュミットさん(16)の男性2人、ニナ・ワイスハウプトさん(15)とメリッサ・ベックさん(16)の女性2人の計4人。4人ともすらりとした長身で、ドイツのケルンに近い都市で同じ学校に通う。
午後2時に両ロータリークラブ会長をはじめメンバー6人と通訳の女性とともに三条市役所を訪れた。
国定市長は、日本の食事に慣れたか、何が好きか、日本のどこに興味があるかと次々に質問。「若くていろんなことを記憶できるいいとき」で、「日本のいいところも悪いところもナチュラルに見て、自分の経験としてください」と滞在中の時間を無駄にしないようにとアドバイス。楽しい旅とたくさんの経験をするよう期待した。
逆に交換留学生4人に質問を求めると、4人はドイツの印象、日本の町の境界はあるのか、原子力に対する考えなどを質問。市長は「難しい質問だな」と言いながら、市長自身の考えをていねいに話した。
交換留学生はほかに新潟市南区に滞在する2人を受け入れており、12日に新潟空港に到着。日本での滞在は8月2日までの3週間で、2人1組でロータリークラブのメンバー宅にホームステイしている。
三条市と白根市は21日までで、22日から8月1日まで糸魚川のホストファミリー宅に滞在し、主にそれぞれのホストファミリーとなったクラブメンバーとともに行動する。
三条ロータリークラブのメンバー宅にホームステイしている男性2人の交換留学生は、これまでに漢学の里や刃物工場などを見学し、茶道体験を行っており、翌19日は三条高校で授業体験も。弥彦や寺泊、新潟観光をする予定。糸魚川の日程のあとは、8月2日に入れ替わりでドイツに向かう日本人の交換留学生2人とともに、新潟空港からドイツに発つ。