18日から30日までの日程で来日している燕市の友好姉妹都市、米国・ダンディ村からの使節団の中高校生4人と引率の教師1人が20日、鈴木力市長を表敬訪問した。
使節団の生徒はいずれも女性でダンディ高校のカイラ・ギブソンさん(15)、オリビア・ハミッテさん(14)、レギナ・シャーボネアさん(15)、ダンディ中学校のローズ・スパークスさん(13)、そして引率の教師、オウガスト・オストさん(28)。ダイヤモンド電機(株)現地法人の交流担当デビッド・バグナルさん夫婦と通訳の同社の田中摩耶さんとともに午前10時半に市役所を訪れた。
鈴木市長から使節団へ、使節団から鈴木市長らへプレゼントを贈ったほか、あいさつや生徒による自己紹介などを行った。
ダンディ村と燕市は1994年、合併前の旧吉田町時代から友好姉妹都市で、1年おきにダンディ村からの使節団が燕市を訪れている。今回の使節団メンバーは昨年1月に決まり、昨年の訪問の予定だったが、東日本大震災の発生で中止になり、訪問を「18カ月という長い時間、待ち続けた」とバグナルさん話した。
生徒はノースリーブにサンダルといったカジュアルな服装。自己紹介は紙を見ながらやや緊張し、一生懸命に英語で書いた片言の日本語を読み上げる生徒もあり、「友だちをつくって文化を学びたい」、「日本のライフスタイルを学んで楽しく遊びたい」と話した。
ちょうどこの日は引率のオストさんの28回目の誕生日でもあり、みんなで「ハッピーバースデートゥユー」を歌って祝福するひとこまもあり、しだいに和やかな空気になっていた。
使節団は市内のホストファミリーの家に滞在し、21、22日は飛燕夏まつりと分水まつりを訪れる。その後、学校や防災センター、信濃川大河津史料館、燕市産業史料館、磨き屋一番館を見学、茶道、仏道、テーブルゲームの「カロム」などを体験し、燕市の最後は夏まつり大花火大会で締めくくる。