第41回飛燕夏まつり初日の21日は、午後4時から燕1000人みこしがスタートし、続くよさこいソーランで盛り上がった。
燕1000人みこしは、金みこしと銀みこしに昨年は休んだ重さ1トンもある鎚起みこしもそろった。戸隠神社前で行った開会式で飛燕夏まつり協賛会長の山崎悦次燕商工会議所会頭は、「大きい声を出してすべてを忘れてまつりに集中していただきたい」とあいさつした。
燕市夏まつり連絡協議会長の鈴木力市長は、間もなく始まるロンドン五輪と言えば金、銀、銅のメダルだが、「それよりも先に燕1000人みこしで金、銀、銅のみこしが登場します」と激励し、ことしは「燕はひとつプロジェクト」の一環で新しく「よさこい踊り」が誕生、翌22日に披露されることから、よさこいで「燕をひとつにしていただきたい」と期待した。
燕1000人みこし実行委員会の小田島智博実行委員長は、ことしは初めて参加団体によるみこしの清掃を行ってみこしがきれいになったことに感謝。「このみこしはまちを担ごう、地域を担ごうを合い言葉にことしで23年目を迎えることができました」と、ことしも楽しいまつりとなるよう求めた。
ここまで来賓側だった南波瑞夫副市長も木遣り(きやり)のグループ「燕粋会」に入って木遣りのあと、小田島実行委員長の拍子木にあわせて一本締めを行って燕1000人みこしがスタートした。
ことは金みこしと銀みこしに加え、昨年は休んだ重さ1トンの鎚起みこしも出して担ぎ、威勢のいいかけ声が響いた。みこしが戸隠神社前を通り過ぎるとよさこいソーラン踊りで、市内9団体が踊りを披露した。
よさこいソーラン踊りのなかでも注目を集めたのが、50歳以上の「おやじ」9人で編成したおやじダンサーズ。フラダンスを思わせる衣装で、曲も途中からハワイアンに変わって踊りもフラダンスに。再三、音響設備のトラブルが起きたがそれも愛きょうで、最後は音楽が流れないので自分たちで歌いながら踊ると見物客から手拍子が起こり、思いがけない盛り上がりを見せていた。