旧燕市で教育長、助役を歴任した燕市燕、佐野敏也さんが22日夕方、肺炎で死去した。84歳だった。
春先から持病の糖尿病の管理が難しくなり、寒くなったり、暑くなったりで食欲がなくなってやせてきたこともあり、今月11日からショートステイを利用していた。亡くなった22日の朝、たんを詰まらせて午前6時ころに救急車で燕労災病院に運ばれた。
長女の石崎純子さん(57)も病院へ向かい、「いったんは持ち直して安心しましたが、そばについていた方がいいと思って」と自宅に戻って入院の準備をしていると午後2時ころに容体が急変。純子さんが病院へ着いたときにはまだ受け答えしていたが、午後6時4分に亡くなった。
佐野さんは小学校教諭から1987年(昭和62)に旧燕市の教育長に就き、約8年で退任した翌年の1995年(平成7)から1期4年間、助役に就いた。その後も産業史料館長を務めたり、通信制で学芸員の資格も取得したり。穀町の自治会長も務めていた。
通夜は24日午後7時から、葬儀式は25日午前10時半から燕市・VIPシティホール燕で行われ、正午出棺。喪主は長男の聡さん(55)。