三条市内の24小学校と9中学校すべては24日、そろって1学期の終業式を行い、曇り空ながら蒸し暑い夏日のなか子どもたちは夏休みに入った。
2学期から第二中学校と一体となる新築校舎に移転する三条市立一ノ木戸小学校(西山宗彦校長・児童668人)では、現在の校舎では最後となる終業式を行った。
授業3時間と掃除に続き、午前11時40分から体育館で終業式。正午の気温は29.0度で、ときどき風が通り抜けるが、髪の毛が汗でびっしょりの低学年の児童もいた。
西山校長は、「きょうで1学期が終わりました。この校舎で過ごすのもきょうが最後です」と話し、児童たちが校舎を飾ったり、さよならイベントをしたり、直前の最後の掃除で心を込めてぴかぴかにしてくれたと話した。
「この校舎は約53年間、小学生を見守ってくれました。皆さんもたくさん思い出があると思います。また、この学校を卒業をした人たちにとっても、とても思い出のある校舎です」と振り返り、「君たちはこの校舎での最後の小学生として立派に最後の学校生活を送ることができたと思います」。
また、夏休みは事故に気をつけ、自転車の乗り方など交通ルールを守って命を大切にし、いじめについても話し、「よい夏休みを過ごして新しい校舎に元気よく来てください」と願った。
このあと、各教室に戻って、現在の校舎で過ごすあと少しの時間を給食でしめくくり。中庭に面した教室の1年生は、最初で最後の中庭オープンカフェスタイルで味わった。
同校では、9月2日の2学期の始業式を前に8月31日を事前登校日としており、児童たちは新しい校舎へ集団登校し、教室など校内を確認し、集団下校の1日試験登校を行う。なお、同校では授業は最後だが、7月29日午後2時から6時まで学校を一般開放し、見学やお別れイベントが行われる。
2学期の始業式は毎年9月1日だが、1日が土曜、2日が日曜。ことしは曜日の関係で、ほとんどの学校は9月3日が始業式だが、上林小、第三中、第四中は8月29日、本成寺中は8月30日に始業式を行う。また、裏館小学校は学校敷地内に建設した新校舎で2学期をスタートする。