18日から30日まで燕市に滞在してさまざまな体験をして過ごしている同市の友好姉妹都市、米国ミシガン州ダンディ村からの使節団は24日、市内で茶道を学んだ。
使節団はダンディ高校とダンディ中学の中高校生で13歳から15歳までの女性4人に引率の教師1人。午後2時に裏千家の燕市穀町、石黒宗美社中を訪れ、和装の石黒さんと4人の教え子が浴衣などを来て一行を迎えた。
さっそく石黒社中が茶室で点前(てまえ)を披露し、菓子「なでしこ」とともに茶をふるまった。生徒は畳にあぐらでいただき、「こんなにおいしいお茶は初めて」、「今まで飲んだなかでいちばん」と予想以上の好評価だった。
その後、テーブルで茶をたてる練習をした。一昨年もやはり姉妹都市の米国・シェボイガン市からの使節団が茶のけいこに訪れているとあって、教える側も慣れたもの。茶せんで「シェイク」し、「スモール・バブル」ができるようにするといった具合だ。
これで終わりの予定だったが、うち2人は風炉で茶をたてたいと申し出た。石黒さんの指導できちんと正座し、背筋をぴんと伸ばして見よう見まねで作法をこなし、大満足だった。
「皆さん積極的でした」と石黒さん。「割と喜んでくれたみたいで良かったです」と日本で茶道のいい思い出を残してくれたことを喜んでいた。