この秋、燕市にコーヒー豆を販売する「ツバメコーヒー」が誕生、しかも販売は美容室という異色の組み合わせで極上のカフェオレベースは先行販売中 (2012.7.26)

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この秋、燕市にコーヒー豆を販売する「ツバメコーヒー」が誕生する。販売するのは美容室という、なんともユニークな組み合わせで、それに先駆けて牛乳で割って飲むカフェオレベースの販売を開始した。

 美容室「パリスラヴィサント」正面に設置された「ツバメコーヒー」の焙煎機
美容室「パリスラヴィサント」正面に設置された「ツバメコーヒー」の焙煎機

カフェオレベースは、美容室の正面に設置した焙煎機で煎ったコーヒー豆を専門業者に送って抽出、瓶詰めしてもらった。360ml入りで800円。カフェオレベース1に対して牛乳を4から5の割合で割って飲むので、1本でカフェオレを10杯ほど飲める。豆は深煎りで酸味は感じないほど少なく、こくがある。好みがあるにしても、コーヒー好きなら一度は試したい味だ。

ボトルのラベルがいやでも目にとまる。一見、何のデザインかわからないが、下に小さくある「ツバメコーヒー」の字とともに見ていると、横から見た飛んでいるツバメの姿とわかる。一度、そう見えてしまうとそれ以外には見えない。

燕市にちなんださまざまなツバメのデザインがあるが、ほとんどはツバメを上か正面から見たデザインで、この手があったかと思わずひざを打つ。中央で活躍する上越市出身のイラストレター、大塚いちおさんの事務所にデザインをはじめプロダクションを依頼して生まれた。ついボトルに手を伸ばしたくなるかわいいデザインだ。

 カフェオレベースの「ツバメコーヒー」
カフェオレベースの「ツバメコーヒー」

「ツバメコーヒー」をたちあげるのは、美容室「パリスラヴィサント」=燕市吉田=。1997年にオープンした今の店を母が亡くなったこともあり、99年から経営を継ぐ田中辰幸さん(34)が仕掛けた。

雑誌で見かけた全国に知られるロースター、徳島県徳島市の「アアルトコーヒー」に魅せられたのがきっかけだった。間もなくはるか遠く四国の「アアルトコーヒー」を直接、訪問。さらに焙煎機を求めて神戸へ向かった。そのたびに「やめておいた方がいい」と諭されながらも決心は変わらず、ことし5月に焙煎機を導入した。

 大塚いちお事務所が手掛けたツバメコーヒーのラベルデザイン
大塚いちお事務所が手掛けたツバメコーヒーのラベルデザイン

焙煎機の使い方を独学し、2カ月後の7月8日に三条市で開かれた三条マルシェに早くも出店し、カフェオレベースとアイスコーヒー、アイスラテを販売して売り切った。「午後からお客さんにすっごいおいしかったと言ってくれて」と手応えも感じた。

美容室でコーヒー豆を売るという一見、脈略のないストーリーと短期間での挑戦に田中さんは「あほだろうなって感じに思われるでしょう」と笑うが、ぶれはない。いい豆をいい焙煎機で煎れればあるていどのおいしい豆は誰にでもできると言う。「良質な豆が手に入る時代。もっとすっきりしたコーヒーを飲んでほしい」と願う。

7月の三条マルシェに出店したときの田中さん
7月の三条マルシェに出店したときの田中さん

「すごい豆を焼けるわけじゃありませんが、その人の舌に合わなければおいしいと思ってもらえない。お客さんといろんなやり取りして一緒に好みを見つけていきたい」。

本格的なスタートは10月21日の計画で、できれば「アアルトコーヒー」の店主も招待し、店頭に試飲できるスペースもつくりたいと言う。持ち帰り用の紙袋や紙コップにも燕のランドマークをデザインしたいと考え、それが台所にあるたたずまいも想像し、デザイン的な価値のイメージも膨らませている。

カフェオレベースはもちろん、要望があれば今でもコーヒー豆を販売する。問い合わせは同店(電話:0256-93-3032)へ。店舗は国道116号から吉田東町交差点のレストラン三宝吉田店角を入って100メートル足らず。

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