燕市内3地区の夏まつりの最後、吉田地区の第55回吉田まつりが27、28の2日間、開かれており、初日は27日はステージを設置したJR吉田駅前を中心に1,900人で吉田民謡流しの踊りの輪をつくった。
ステージが仮設された駅前は夜になると照明がともり、まつり会場に姿を変えた。午後7時半から吉田太鼓龍神会の演奏で幕開き。続いて地元のよさこいソーラン4団体の約100人で燕市が「燕はひとつプロジェクト」で制作した新しいよさこい踊りを披露した。
新しいよさいこい踊りは、飛燕夏まつりの「燕ばやし」、吉田まつりの「吉田繁盛ぶし」、分水まつりの「地蔵堂おけさ」の各地区の民謡流しに使われる曲をひとつの曲にまとめた、いわば組曲のようなスタイル。
すでに先に行われた燕地区の飛燕夏まつりと分水地区の分水まつりでも披露しており、吉田で最後の披露。曲名は公募し、候補4曲を決めて会場で各地区のまつりで来場者から赤いシールを張って投票してもらい、最も得票の多かった曲名に決め、28日の吉田まつりで発表する。
そしてメーンの民謡流し。ステージでの生演奏にあわせて「吉田ばやし」と「吉田繁盛ぶし」を踊る。さらに吉田商工会青年部による和太鼓演奏、よさこい吉田繁盛ぶしと竿灯まつり、もちまきと続いた。
吉田諏訪神社の祭礼も毎年、吉田まつりと同時に行われており、翌28日の神輿渡御(みこしとぎょ)を前に27日は宵宮で、30の露店が店開き。この日は三条で最高気温32.9度を記録する真夏の厳しい猛暑だったが、夜になっても熱気が冷めなかった。
民謡流しは汗びっしょりになり、休憩にふるまわれるアイスでほっと一息。浴衣の女の子も多く、目に涼を運んでいた。
28日はビジョンよしだ駐車場にメーン会場を移し、午後5時15分から吉田太鼓龍神会に始まって子どもみこしもみ合い、踊り、燕の新しい「よさこい踊り」、よさこい吉田繁盛ぶしと続き、7時40分から町内で仕立てる山車が吉田駅前へ向かって終わる。29日は燕大花火大会で、午後8時から9時まで大河津分水路河川敷で180発とスターマイン17組が打ち上がる。