燕市内3地区の夏まつりを締めくくる燕大花火大会が29日、燕市・大河津分水の河川敷で行われた。昨年は東日本大震災の発生で自粛、中止しており、2年ぶりに復活。180発とスターマイン17組を燕の夏の夜空を彩った。
観覧場所は、大河津橋たもとから上流側の大河津分水路右岸側。毎年、分水おいらん道中が行われる桜並木の土手で、花火の数も大きさも例年より規模が小さかったが、これまで打ち上げ場所を対岸の左岸側にしていたが、ことしは右岸側に移したため、花火との距離が近くなった。
客席の上に花火の燃えかすがばらばら降ってくるほどで、これまでにも増して迫力のある花火大会となった。
大規模を駐車場を備えた大河津分水さくら公園が開園したこともあり、駐車場も余裕たっぷり。また、さくら公園がかなり上流側にあるため、これまで大河津橋付近に集中していた見物客が上流にかけて長く広がったため、会場の混雑が緩和してゆったりと見ることができ、家族連れで訪れた市民は、のんびりと1時間の夜空のアートを満喫していた。