民間検査・研究機関の社団法人県央研究所(高野貞子理事長)の研究施設=燕市小高=は8月7、8、9の3日間、夏の顕微鏡無料開放デーが行い、とくに今回は「塩麹(しおこうじ)」が人気を集めていることから、麹をミクロの目で観察してもらう。
3日間とも午後2時から5時までの間、1時間ごとに区切って1組1時間ずつ顕微鏡観察を体験してもらう。昨年来、塩麹が万能調味料として脚光を浴びている。栄養価が高く、塩分を抑えることができ、うまみ成分も増すなど、いいことずくめ。「甘麹」や「醤油麹」も人気だが、肝心の麹の正体となると、ほとんどの人は知らない。
そこで肉眼では見ることのできない麹のミクロの姿を顕微鏡で観察し、麹はカビであることや、でんぷんを糖に分解したり、うまみ物質を生み出すことなども学んでもらう。
ほかにもティッシュペーパーとトイレットペーパーの違いなども観察してもらうほか、身近な食品のカビや草花など顕微鏡で見たいものがあれば持参して構わない。
同研究所が実際に検査用に使っている顕微鏡でミクロの世界を観察してもらおうと、昨年の冬休み、ことしの春休みと顕微鏡無料開放デーを行い、今回は夏休みにあわせた3回目。参加費は無料で、問い合わせや申し込みは同研究所(電話:0256-46-8311)企画室へ。住所は燕市小高6014。