元三条市長の内山裕一さんが入院先で死去、83歳 (2012.7.31)

通夜の時刻が「午前7時」とありましたが、正しくは「午後7時」の誤りにつき訂正し、お詫びいたします。

元三条市長の内山裕一さん＝三条市本町4＝が30日午前0時8分、病気療養中の入院先で亡くなった。83歳だった。

内山さんは、内山勇吉商店の長男として昭和3年12月に生まれる。27年3月早稲田大学第二理工学部機械工学科卒業。47年3月から三条市教育委員を務め、52年から58年の市長選挙立候補までの7年間、教育長を務めた。

公職は、昭和58年4月25日に滝沢賢太郎元市長のあと第11代目の三条市長に就任し、平成7年4月25日まで3期12年間、務めた。

6月に熱中症気味で脱水症状を起こしたことから、体力回復と回復後の検査入院のため、7月2日に自宅近くの三ノ町病院に入院し、肺中皮腫のため亡くなった。昨年の夏も同じように脱水症状で入院し、2週間ほどで退院していたころから、家族も「よもやこういうふうになるとは」と肩を落としていた。

内山さんは、妻の洋さんと次女との3人暮らしで、近所に長女夫婦がおり、孫4人にも恵まれた。家族からは「優しい人でした。茶目っ気もあって、自分の子どものころのことなどを話してくれたりした」、また、「怒ったところを見たことがない」、「もっと怒ればいいのに」と思ったこともあったと言うほど穏やかな人。

妻の洋さんも、「怒ったり、怒鳴ったりはなかったですね」。温泉が好きで、野沢温泉に夫婦で何度も出かけ、旅先で「信州信濃の新そばよりも、わたしゃあなたのそばがいい」と言うこともあったと話していた。

内山さんの通夜は、8月2日午後7時から、3日午前9時半から告別式、11時出棺で会場は善地院月岡式場。喪主は妻の洋さん。略歴などは次の通り。