三条市出身の脚本家吉川菜美さん(32)が脚本など制作にかかわった秋葉原通り魔事件をモチーフにした2012年公開の映画『RIVER』が8月4日から10日まで新潟市の市民映画館シネ・ウインドで公開される。
2012年3月公開の映画で、『余命1ケ月の花嫁』、『雷サクラ』、『軽蔑』などの話題作を世に送り出している廣木隆一監督作品、主演は蓮佛美沙子さん。『私は歩く、歩いてゆくー秋葉原から新しい明日へー』がキャッチコピーで、数年前に秋葉原で起きた殺傷事件で恋人を失い、現実世界の時が止まってしまった少女が、秋葉原の街をひたすら歩き、そこで出会った人たちとの交流を通して再び歩き始めるまでの心模様を描く89分の昨品。
脚本の吉川さんは、三条市東大崎出身の32歳。大崎中学校、県立三条高校を卒業。京都の大学を中退し、日本映画学校に入学。卒業後、映画の制作会社に勤務しながら脚本家として活動する。2007年に小林聖太郎監督『かぞくのひけつ』(第47回日本映画監督協会新人賞受賞)で脚本家デビューした。
シネ・ウインドでの上映初日の4日は、廣木監督が来館し、トークショーなども行われる記念イベントを開催。午後4時45分から『RIVER』上映、6時35分から2009年の廣木作品『僕らは歩く、ただそれだけ』を上映、8時から廣木監督のトークショー。料金など詳しくは同劇場へ。