県三条地域振興局で北朝鮮による拉致被害者写真パネルの展示と拉致被害者救出要請署名の協力呼びかけ (2012.8.2)

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北朝鮮が拉致を認めてからことしで10年。県三条地域振興局は、庁舎1階で1日から8日まで「北朝鮮による拉致被害者写真パネル展示」を行うとともに、9月28日まで「拉致被害者救出要請署名」の署名場所を設置し、被害者の救出実現を国に求める署名の協力を呼びかけている。

県三条地域振興局が庁舎1階で行っている「北朝鮮による拉致被害者写真パネル展示」
県三条地域振興局が庁舎1階で行っている「北朝鮮による拉致被害者写真パネル展示」

県内を巡回しているパネル展の一部を展示しているもので、横田めぐみさん、県職員だった大澤孝司さん、曽我ミヨシさん、中村美奈子さんの写真と、横田さんや曽我さんの家族が、それぞれの思い出などを記したパネルなど9点。

署名は、同パネルと並べて署名場所を設置。台の上に、署名用紙とペンがあり、だれでも記載できる。署名用紙に氏名と住所を記入するもので、署名用紙には10人分の署名欄があるが、個人情報の保護もあり1人分でも署名したら投函箱に入れてもらっている。

署名用紙は、内閣総理大臣宛で、「政府は、今年を勝負の年として、すべての拉致被害者を早急に救出せよ!」と白抜きの文字で記載されている。さらに、平成14年に北朝鮮が拉致を認めて5人の被害者を返して以降10年間、進展がない、平成23年末の金正日が死去したことにふれ、「政府はこの情勢変化を最大限活かし、今年を勝負の年として、全勢力を傾けてすべての拉致被害者を早急に救出するように、あらためて要請いたします。」としている。

 県三条地域振興局が庁舎1階に展示
県三条地域振興局が庁舎1階に展示

パネル展示の見学や署名は、いずれも平日の午前8時半から午後5時までで、だれでも見ることや署名ができる。

ことしは北朝鮮が拉致を認めて10年目の節目の年であり、「家族会」や「救う会」などで1,000万人署名に精力的に取り組んでいる。「北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会」(会長・石原東京都知事、会長代行・泉田新潟県知事)では、両会からの協力要請を受けて、両会が実施している1000万署名活動に広報面で協力することとした。新潟県でもホームページに署名用紙を掲載しダウンロードできるようにしているほか、各地域振興局にも署名用紙を設置している。

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