3、4、5の3日間の第8回三条夏まつりが3日夜、幕開きし、歩行者天国にした目抜き通りで太鼓の演奏や、近年最多の2,400人が参加した市民民謡踊り流しが行われ、昨年までと開催日程を変更した新しいスタイルの夏まつりをスタートした。
昨年までの日中の子どもたちのふれ太鼓をなくし、凧と凧ばやしパレードを最終日5日に移動して、午後7時に開会。三条夏まつり協賛会会長の斉藤弘文三条商工会議所会頭による開会宣言に続き、三条市下田地区の葎谷太鼓連による「一揆太鼓」、三條太鼓三小相承会の「三條総打太鼓」の2団体の太鼓の演奏で3日間の祭りの幕を開けた。
続いて午後7時半から、市民民謡踊り流し。国定勇人市長はあいさつで、「昨年の水害から1年がたちました。まだまだ被災地、復旧復興は道半ばではありますが、この3日間は大いに盛り上がった、この三条の中心市街地から下田に向けて応援のメッセージを、東日本大震災でいまなお苦しんでおられる福島県をはじめ被災地に温かいエールを送っていこうではありませんか〜!」と力強く呼びかけた。
今回は、三条凧協会や東日本大震災で三条市に避難している福島県南相馬市の人たちなどが初参加したり、創立140周年の三条小学校がPTAなど総勢140人以上で参加するなど、昨年を300人も上回る44団体2,400人が参加した。一ノ木戸商店街から中央商店街の約1.5キロを、「三条音頭」と「三条おけさ」の踊りの輪でつないだ。
午後7時の気温は27.3度と高かったが、風があったので思いのほか過ごしやすい夜。それでも踊り始めれば、汗が噴き出し、手ぬぐいで汗をふいて踊っていた。
翌4日は、午後7時半から大花火大会、最終の5日は商店街夜店市や三条夏神輿、三条総踊りを行う。