一般社団法人燕三条青年会議所(五十嵐利行理事長・会員127人)は6日夜、8月通常総会を開き、2013年度理事長候補者に現監事の早川滝徳さん(38)=三条市島田=を決めた。
6月の正副理事長会議と理事会で審議、役員選考委員会(落合孝夫委員長)が推薦し、総会で承認し、第17代理事長の候補者となった。
早川さんは、2002年入会。これまでに副委員長、委員長、事務局長、2009年に副理事長、2010年承認理事、2011年専務理事、今年度は監事を歴任し、理事長以外のすべての役職を務めた。県立三条東高校、金沢工業大学を卒業し、(株)トキワ印刷=三条市直江町4=代表取締役に就く。
午後7時から三条市・餞心亭おゝ乃で開いた総会では、歴代理事長の長谷川直哉さん、梨本次郎さん、落合孝夫さん、五十嵐理事長からプレジデンシャルリースをかけてもらった早川さんがあいさつした。
早川さんは、「重い役職を受けた今、すごく緊張しておりますし、これから始まる長い長い航海への期待にも満ちている」と始めた。
2013年度の方向性について、「われわれはあくまでもまちづくり団体」と述べ、先の15周年式典での五十嵐理事長の言葉として「この燕三条青年会議所は、燕市と三条市の合併に先駆けていっしょになった青年会議所」と話し、「この町がよくなるには何をしたらいいのか、われわれが考えなくてはならない」と、同青年会議所の原点について話した。
「ただ、時代背景が変わり、燕市、三条市それぞれの形も変わっている。まず、この町のことを知ること。地域の問題、課題をすりあげた中で、この町として何が望ましいのか考えていきたい」とし、「合併ありきではないが、合併も視野に入れたまちづくりの行動も必要なのでは。結果、合併が必要と結論づけば、そのように進む」との考えを示した。
また、「当たり前のことを当たり前にできる団体に」、先輩方から教わったそれぞれのたすきを引き継いで、さらに伝えていくこと、会員拡大などを話した。最後に「決して小さくならず、結果をおそれず、若者らしく事業を進めていきたい」と述べ、「JCらしく、燕三条らしく、青年らしく、自分らしく、私とともに成長する一年としていきたいと思います」と会員に呼びかけた。
総会後の会見で、現時点での考えとしながらも、「合併も視野に入れたまちづくりの行動」については、地域の問題や課題を把握したうえで、行政や市民も参加したかたちでの結論めいたものを考える場を持ちたいとの考えも示していた。
総会では、2013年度監事候補者として、中山恭宏さん、長谷川直哉さん、丸山大輔さんの3人を決めた。