燕市・分水商工会青年部(久須美哲朗部長)は11日、地蔵堂本町通り付近を歩行者天国にして昨年に続いて「まちなか盆踊り」を行い、手作りの露店を並べ、矢倉の下で踊りに汗を流して夏の夜をにぎやかに過ごした。
午後1時半から町内会や団体、事業所による飲食や水風船釣り、スーパーボールすくいなど5つの露店が店開き。地元消防団は子ども用の消防車を用意して子どもたちから試乗してもらったり、防火衣を着て放水を体験してもらったり。塗り絵も用意した。
そして夜の盆踊りから本番。主催者代表で久須美部長が「皆さんで楽しんで踊りの輪を広げてください」、田中公一分水観光協会会長は「盆踊りを通じて不景気や嫌なことを忘れ、福を呼び込んで」とあいさつして始まった。
最初はテープを流し、途中から地蔵堂おけさ会(島影耕一会長)が矢倉の上で「地蔵堂おけさ」を生演奏。分水観光協会はバリバリの赤鬼の仮装でことしは10月14日に行う酒呑童子行列をPR。地元で家庭菜園を作る女性でつくる中諏訪菜女隊から5人がそろいの浴衣にトキの顔をつけたおけさ笠をかぶって参加し、複数の踊りの団体でつくる桜舞会から4人も色鮮やかな浴衣で参加した。
日中は来場者が少なく、関係者を心配させたが、町内に太鼓の音が響くとそれに誘われるように来場者が増え、昨年並みのにぎわいになった。日中は曇りで夜も今の時期としては過ごしやすく、絶好の盆踊り日和。それでも踊り出すと汗が噴き出し、ちょうちんの下で時間を忘れて踊っていた。