第27回越後加茂川夏祭りがことしも14日、加茂市の加茂川河川敷を会場に開かれ、昼のイベントや夜の夕日コンサートから大盆踊り大会、大花火大会まで、昨年より2,000人多い4万2,000人(主催者発表)の人出でにぎわった。
加茂市内中心地を流れる加茂川に架かる諏訪橋と栄橋の間の河川敷が会場。上流と下流に2本、川に砂利を入れて両岸を結ぶ夏祭り恒例の仮橋が架かり、この日だけの両岸を周回できるコースが登場。
日中からウキウキ桃釣り大会や加茂川ダンス甲子園、よさこいソーラン・江戸みこし、灯ろう流し、沢田知可子さんをゲストに迎え14年ぶりに復活した加茂川夕日コンサート、14団体約600人が参加して『加茂松坂』を踊りの輪でつないだ大盆踊り大会など盛りだくさんのイベントを行った。
明け方までの雨で天候が心配されたが、日中は雨の心配はまったくなくなり、すべて予定通りの実施。フィナーレを飾った大花火大会は、うちわのいらない涼しさで、河川敷には大勢の人が訪れた。
午後8時半に川の中央部に設置された音と光の噴水花火でスタート。二尺玉3連発など30分の短時間に約7秒間隔で、澄んだ夜空に大輪の花火が次々と打ちあげられた。ラストは、加茂川縦断する全長約2キロメートルの「大ナイアガラ」。
午後9時に小池清彦加茂市長、太田明加茂商工会議所会頭、ミス雪椿の3人がそろって点火スイッチを押し、バチバチという音とともに川の中央上空から白い火の粉が滝のように次々と流れ落ちた。河川敷から上流や下流方向を覗き込むと光の滝はさらに続き、観客からは、「わ〜、すごいね〜」、「きれいらね〜」と、ため息や歓声とともに拍手が起こり、フィナーレを飾った。