高級洋食器メーカーの山崎金属工業株式会社=山崎悦次社長・本社燕市大曲=は20日、テレビ番組でユリ・ゲラーさんでも曲げられなかった世界の最強のスプーンとして全国的な注目を集めた「コブラ」の復刻版を限定発売した売り上げから30万円を東日本大震災の義援金にと燕市に寄付した。
「コブラ」は、同社が20年以上前にフォークやナイフとともにデザインされたステンレス製のテーブルスプーンで、欧州などで販売した柄が驚くほど厚いのが特徴だ。ことし4月29日放送のテレビ番組「ほこ×たて」の「【絶対に曲がらないスプーン】VS【ユリ・ゲラー】」で、ユリ・ゲラーさんがコブラのスプーン曲げに挑戦したが曲げることができなかった。
番組が放送されると同社ホームページはアクセスが集中して止まってしまうほどの反響を集めた。一方でコブラの復刻版を求める声が相次いだことから、500本限定で復刻して1本7,350円で販売。当初から売り上げの一部を東日本大震災復興支援金に寄付するとしてホームページで予約を受け付けたところ、約2週間で完売。製作して発送を完了したことから、この日の寄付となった。
山崎社長と山崎修司工場長の2人が午後4時半に市役所を訪れ、山崎社長から「わずかですが」と鈴木力市長に寄付を手渡した。鈴木市長も全国市長会や三条高校同窓会でコブラがユリ・ゲラーさんに勝ったことを紹介し、「洋食器の燕」のPRに一役買ったことを話した。
「感謝の言葉をいっぱいいただきました」と山崎社長は、これまでにない購入者からの声を喜んだ。山崎工場長は「結婚される人がファーストバイトに使いたい」、「これから曲がらないで真っすぐな道に進んでいってほしいと孫へのプレゼントに」といった用途での購入があったことを話していた。