日本青年会議所主催のJCI JAPAN 少年少女国連大使として7月23日から30日まで米ニューヨークの国連本部で研修した燕市水道町4、燕西小学校6年落合真子さん(12)が23日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。
真子さんは燕三条青年会議所の直前理事長でもある父の税理士孝夫さん(40)と燕三条JCの五十嵐利行理事長、丸山大輔専務理事とともに午前9時に市役所を訪れた。
少年少女国連大使は昨年度に続く2回目の事業で、全国から応募のあった約60人のうち20人の小中学生が参加。国連ミレニアム開発目標「MDGs」にあげられる問題を国連本部で学び、研修後は少年少女国連大使として積極的に啓蒙活動を行っている。
ニューヨークではホームステイし、国連などを見学。2人1組になって真子さんは「MDGs」のなかから「貧困や飢餓をなくそう」のテーマで発表を行った。日本国国連代表部や国連の外郭団体のUNF、ユニセフの訪問、グラウンド・ゼロやメジャーリーグ、自由の女神の見学もあった。
真子さんは撮影した写真も広げ、日程を追って現地での活動をはきはきと鈴木市長に説明した。鈴木市長に参加前後の心境の変化を聞かれた真子さんは、「行く前は不安があったけど、こういうのを皆さんに伝えなければと強く思った」、「学校の自由研究で学校のみんなに伝えられたらと思います」。
ニューヨークに行ったことがないという鈴木市長は、国連の次席大使との真子さんのツーショットやニューヨーク証券取引所の写真に「うわーっ!」、「おーっ!」と思わず声を上げ、「いい体験をしましたね!」と自分のことのように喜んだ。
真子さんは英語でコミュニケーションできなかったのが心残り。「ホームステイ先で英語が全然、しゃべられなかったので、英語ができるようになったらもう一度ホームステイしたい」とリベンジを誓った。鈴木市長も「ぜひこれを生かして自分の目標に向かって進んでください」と頼もしい大使に目尻を下げていた。