大正元年(1912)8月25日に越後線の白山ー吉田駅間が開通してから25日でちょうど100年。同じ日に開業した吉田駅=燕市吉田堤町=で25日、吉田駅開業百周年記念イベントが行われ、ミニSLの乗車やオフィシャル記念グッズの販売、記念花火の打ち上げも行われる。
吉田駅前広場をメーン会場に午前10時から午後3時まで開かれる。子どもたちの人気を集めるだろうミニSLはレンタルで、駅前公園に50メートルのレールを敷いて走行し、1往復100円で乗車できる。
駅前広場では、オフィシャル記念グッズや吉田地場産品や越後線沿線酒蔵名酒直販を売る店が並ぶ。オフィシャル記念グッズは限定販売で、エコカップ(1,600円)、百万石の盃(5,000円)、記念プレート(4,000円)、記念Tシャツ(2,000円)、記念バッジ2個(300円)を販売。百万石の盃以外は旧吉田町出身で山形県に住む原山健一郎さんが描いた線画をデザインした。昭和20年代、吉田駅で越後線と弥彦線を汽車が走る構図だ。百万石の盃はステンレスの削りだし加工で20個限定だ。
吉田地場産品は、地元商店が和菓子や肉、ソフトドリンクなど飲食物を販売。越後線沿線酒蔵名酒直販の店は、弥彦の弥彦酒造、岩村の宝山酒造、巻の福井酒造と笹祝酒造が出店する。
決まった時刻に行うイベントは、午前10時からスタンプラリー・ガラポン福引会、10時40分から吉田中学校吹奏楽部演奏、11時からよしだ笑猫(ラフキャッツ)によるよさこい演舞、正午からクイズ&ジャンケン大会がある。
スタンプラリー・ガラポン福引会は、当日までの約1カ月間に地元商店街のスタンプラリー加盟店で1回の買い物につき100円以上でスタンプカードにスタンプを1個を押しており、スタンプ3個で1回、参加できる。賞品は1等が地元商店街で使える1万円の商品券3本をはじめ、各店が用意する扇風機、菓子の詰め合わせ、目覚まし時計など抽選で100本以上の当たりがある。
クイズ&ジャンケン大会は、クイズは出題に○×に分かれて最後まで残ったひとりが優勝。ジャンケンは代表者といっせいにジャンケンして同じく最後まで残ったひとりが優勝。それぞれ優勝者に「ニンテンドー3DS」をプレゼントする。
少し離れた旭町ロータリー角の山鉄ビルで写真展を開き、懐かしい吉田の写真100点以上を展示。夜は午後8時から吉田ふれあい広場=大保=で記念花火として百周年にちなんで4号玉100発を打ち上げる。
吉田商工会を中心に実行委員会を組織し、106社の協賛を得て開かれる。初めてのイベントでどれくらいの人出があるのかまったく読めないが、夏休みの終わりを吉田駅開業百周年を記念したイベントで楽しんでほしいと大勢の来場を呼びかけている。イベントの問い合わせは吉田商工会(電話:0256-93-2609)へ。
また、吉田駅では記念入場券の販売、臨時記念列車の停車、駅弁の限定販売、保守用車の展示を行う。ちょうどこの日は地元中町商店街「サンコアなかまち」の恒例のイベント「夏フェス」も重なり、午後4時から8時まで第四銀行吉田支店隣りのサンコアなかまち駐車場でフォークコンサートやビアガーデン、縁日コーナーが開かれる。