三条市の友好都市、中国湖北省鄂州市の韓進市長を団長とする訪日経済代表団が国定勇人三条市長を表敬訪問 (2012.8.24)

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三条市の友好都市、中国湖北省鄂州市(がくしゅうし)の韓進(かんしん)市長を団長とする訪日経済代表団が23日、国定勇人三条市長を表敬訪問し、三条市は歓迎会を開いて代表団を迎えた。

 握手する国定三条市長(左)と鄂州市の韓進市長(右)
握手する国定三条市長(左)と鄂州市の韓進市長(右)

鄂州市は三条市の友好都市で、同市の代表団の来条は2010年10月以来で、鄂州市長の来条は2005年10月の新三条市の合併記念式典出席以来。三条市からは昨年、国定市長が日中友好の翼20周年記念で同市を訪れている。

鄂州市の韓進(かん・しん)市長を団長に秘書長など7人が市役所を訪れ、市役所正面玄関前で国定市長をはじめ市職員などが中国国旗の小旗を振るなどして代表団を出迎えた。

 三条市の歓迎を喜ぶ韓市長
三条市の歓迎を喜ぶ韓市長

歓迎会は、三条市から四役と市議会正副議長、担当部長、三条市国際交流協会の高波久雄会長の8人などが出席。

国定市長は歓迎のあいさつで、諸橋轍次氏の座右の銘が論語の「行不由径(行くにこみちによらず)」だったことを紹介。常に大道を正々堂々と歩むという意味で、両市の交流の基盤をこの銘の意味するところにおいたからこそ変わらない交流が続いているものと思うと述べた。さらに多くの人々が日中国交正常化40周年の記念すべき年をスタートに両市の交流を絆にまで昇華した内容に深めていきたいと願った。

 歓迎セレモニー
歓迎セレモニー

韓市長は、初めて三条市を訪れ、思いのほか三条が暑いことに驚き、三条市民の熱情あふれる歓迎に感謝した。両市の交流は1991年から21年も続いており、その間は最も鄂州市が成長した期間で、国の発展や市民の努力もあるが、三条市との交流も大きな理由になったといって過言ではないとあいさつした。

また、両市の記念品交換では、三条市から六角凧の額入りの小凧を、鄂州市からは炭でつくられた置き物を贈った。

歓迎セレモニーを終わって記念撮影
歓迎セレモニーを終わって記念撮影

このあと、夕方から会場を移して歓迎夕食会を開いた。代表団は翌24日、漢学の里、新潟経営大学、燕三条地場産業振興センターで施設見学や意見交換を行い、昼食会のあと午後1時半ころにJR燕三条駅から横浜へ向かい、26日に韓国を訪れてから帰国する。

両市の交流は1991年、三条商工会議所中国産業経済視察団が「技術研修生派遣に関する協定書」の調印で鄂州市を訪問したのが始まり。94年4月28日に旧三条市が友好都市提携協定書に調印した。


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