新潟県三条地域振興局健康福祉環境部は23日、三条市中央公民館で平成24年度新潟県少年の主張大会ーわたしの主張ー三条地域地区大会を開き、同振興局管内5市町村の中学生代表11人が日ごろ考えている意見を発表し、9月17日に燕市で開かれる県大会出場者1人を選出した。
地域の中学生が日ごろ考えていることを発表して健康な心身づくりに努め、地域から青少年の健全育成に理解を深めてもらおうと毎年開いている。最高賞の最優秀賞1人が三条地域代表として県大会に出場する。県大会の最優秀賞受賞者は関東・甲信越静ブロック審査へ推薦され、大会は最終的に全国大会へとつながる。
ことしの三条地域地区大会は、三条、燕、加茂、田上、弥彦の5市町村の22校から4,433人の応募があり、それぞれ選ばれた2年生1人と3年生10人の11人が参加した。
両親をはじめ家族や友人、学校生活や地域の人との関係などから感じたことや将来の夢などを題材にし、ほとんど原稿を見ないで発表。
中学生の悩みやその解決方法、中学生から見た地域や家族、友人など人とのかかわり、大人が忘れてしまったようなことや現代の中学生の考えていることや意見などの発表を観客は真剣に聞き、うなずいたりメモを取る人も。1人5分ほどの発表が終わるたびに拍手を送った。
11人の発表が終わると、新潟県中越教育事務所社会教育課長を審査委員長に、三条市中学校長会長、三条市立第三中学校PTA会長、三条地域振興局健康福祉環境部の4人の審査員で審査。県大会に出場する最優秀賞に、県立燕中等教育学校3年の丸山慈子さん「笑顔の輪を広げよう」を決めた。ことしの県大会は、9月17日に燕市文化会館で開かれる。
また、優秀賞に加茂市立若宮中学校3年の船久保陽子さん「私の夢。父の夢。」、燕市立吉田中学校3年の鈴木日和子さん「弱い涙の裏側は…」の2人、奨励賞8人を決め、表彰した。各賞の受賞者と題名は次の通り。敬称略。
賞 | 受賞者 | 学校 | 題名 |
---|---|---|---|
最優秀賞 | 丸山慈子 | 燕中等教育 | 「笑顔の輪を広げよう」 |
優秀賞 | 船久保陽子 | 加茂市若宮中 | 「私の夢。父の夢。」 |
鈴木日和子 | 燕市吉田中 | 「弱い涙の裏側は…」 | |
奨励賞 | 木原ひかり | 三条市栄中 | 「幸せの連鎖」 |
船久保遥 | 加茂市加茂中 | 「明日への切符」 | |
角田真世 | 三条市本成寺中 | 「将来の夢」 | |
田中詩織 | 弥彦村弥彦中 | 「努力のその先」 | |
木村楓花 | 三条市第四中 | 「あきらめない気持ち」 | |
前山未来 | 燕市分水中 | 「命の重さ」 | |
佐野亜花音 | 三条市第三中 | 「目標を持つことの意味」 | |
武田樹 | 田上町田上中 | 「人間力」 |