平成24年度第56回全国高校総合体育大会「2012北信越かがやき総体」の登山大会男子団体で初優勝した新潟県央工業高校の山岳部が24日、国定勇人三条市長を表敬訪問し、全国制覇達成を報告した。
午前10時ころに山岳部優勝チームの、チーフリーダー高橋将汰さん(17)=須田中出身=、サブリーダーの波塚崇宏さん(18)=七谷中=、佐藤汰紀さん(17)=下田中=、藤田一馬さん(17)=下田中=の選手4人と石川恵子監督、吉田光二顧問、同校の笹川民雄校長、同窓会の川崎国雄会長、梨本正寛副会長の計9人が市役所を訪れた。正面玄関で市職員が拍手とクラッカーで出迎えた。
国定市長は「本当におめでとうございました」、「三条の誇りと思っております」と栄誉を祝福。インターハイでの市内選手の優勝は平成15年に同校の前身、三条工業の選手がレスリング76kg級で優勝して以来9年ぶりで、「待ちに待った素晴らしい快挙を成し遂げていただいた」と礼を述べた。
登山大会で初の女性監督での優勝となった石川監督は、「皆さんに支援をいただき、悲願の全国制覇を達成でき、本当によかったと思っています、皆さんに今まで支えていただいて本当に感謝しています」と話した。
高橋リーダーは、「全国の皆さんと山々に一緒に登ることができ、光栄に思っています」。大会で優勝できたことは「本当に誇りに思っています。市民の皆さんの温かいご声援や、顧問の先生方の厳しい指導があったから今、こんな立派な席にいることを感謝しています。ありがとうございました」と述べた。
大会は、湯沢町で7日から10日までの4日間開かれ、3泊4日をテントで過ごしながら3つの登山コースを歩いて競技した。
懇談のなかで中学、高校とラグビー部だった国定市長は、「山岳部ってどうやったら競技になるのかわからなかった」と言い、メディアに取材を受けているせっかくの機会なので、この場を通じて山岳部の良さをアピールをと求め、天気図を書いたりする気象知識や地図の読図力、炊事やテント設営の生活技術など、競技の採点対象となる項目についてを聞いたり、山岳部に入ったきっかけなどを次々と質問した
過酷な競技内容と日本一の成績に「誇りだよ、すごいね!!」と、初優勝を喜び、選手の栄誉をたたえた。