大正元年(1912)8月25日に越後線の白山ー吉田駅間が開通してからちょうど100年になった25日、吉田駅=燕市吉田堤町=ではJR東日本新潟支社による越後線開業100周年のイベント、地元実行委員会は吉田駅間広場で吉田駅開業百周年記念イベントが行っており、炎天下にもかかわらず大勢の人でにぎわっている。
JR東日本新潟支社のイベントは、記念入場券の販売や臨時記念列車の停車。臨時記念列車は、上りが午前10時44分から11時33分まで、下りが午後3時13分から3時50分までの停車で、旧国鉄時代から使用されて今は少なくなった「キハ47形」の3両編成。朱色の外装も今はあまり見られない。
この日は入場券なしでもホームへの出入りが自由で、午前の臨時記念列車を100人以上がホームで待ち構えた。臨時記念列車がホームに滑り込むのあわせて吉田中学校吹奏楽部による20人編成のマーチングがホームで演奏してにぎやかに歓迎。駅弁や記念グッズの販売も行った。
また、吉田中学校の小池和秀教頭が一日駅長を務め、臨時記念列車の到着を迎え、出発を見送った。小池教頭は、「お客様と振興を深めるようにということでしたので、列車の中に入って子どもたちと写真を撮ったり、非常に和気あいあいとさせていただき、気分いいですね〜」と喜んでいた。
駅前広場では、ミニSL、スタンプラリー・ガラポン福引会、オフィシャル記念グッズや吉田地場産品や越後線沿線酒蔵名酒直販を売る店が並んでいる。スタンプラリー・ガラポン福引会は百数十人に及ぶ長い行列ができた。ミニSLは一度の10人ほどが乗って警笛を響かせて煙を上げるミニSLを楽しんでいる。