ケンオー・ドットコムと県立三条商業高校商業クラブ(近藤葵部長)、三条市で21日、取材講座のワークショップを行った。商業クラブは、月刊の三条中心市街地エリア情報紙「まんなか」で1ページを担当し、自分たちで取材した記事を掲載している。そのスキルアップを図ろうと行われたもの。ワークショップでは参加した商業クラブの3年生4人がそれぞれひとりずつ三条市の地域経営課職員を紹介する記事を取材、執筆する作業を通して取材のこつや写真の撮り方、記事の書き方のポイントなどを学んだ。ワークショップで4人が仕上げた記事をひとりずつ順に掲載する。
おちゃめな平沢さん、「旅行はつらい思い出も帰ってきたら良い思い出になるから不思議」
三条市の平沢さんに取材した。平沢さんはことしの4月に採用されたばかりだ。平沢さんは地域経営課で庶務や地域イベントカレンダー作る仕事をしている。地域イベントカレンダーとは、三条地域のお祭りやイベントを紹介してくれるカレンダーだ。情報やお祭りのようす、行った後の感想を伝えてくれる。
お祭りといっても、三条祭りや三条花火のような大きなお祭りではない。町内のお祭りなど小さいものだ。大きなお祭りはみんな知っている。行ったこともあるだろう。小さい町内のお祭りは、知らない人が多い。魅力を伝えることも平沢さんの仕事だ。
平沢さんには嫌いな食べ物はない。好きな食べ物は米。旅行が好きで海外にも行ったことがある。海外旅行での思い出は、道に迷ったこと。外国人に道を聞いても聞き取れず、最後には見放されてしまったと言う。泣きそうになりながら歩くと、目的地が見えた。なんともおちゃめな人である。旅行はつらい思い出も帰ってきたら良い思い出になるから不思議だと言う。
石川県の能登の海岸でドライブすることを平沢さんは勧めてくれた。9月にはバリに行く。平沢さんはきょうも地域経営課で頑張っている。
(文・真柄麻衣花さん)