男性限定で健幸(けんこう)術を学ぶ4回シリーズの「燕けんこう大学」が29日、燕市で始まり、50歳代から80歳くらいまで21人が受講している。
初日29日は午前9時半から2時間開き、15人が出席。初顔合わせなので1対1で話し合うゲームなどで心を開き、コミュニケーションを深めたあと、健康にもつながる出会いを広げるため、この日のテーマ「健康づくりのはじめの一歩」についてグループワークした。
現役時代は忙しくてできなかった町内の役員を快く受けて喜ばれたことがうれしかったこと、前向きに踏み出すことで参加上手になる、家族が励まして送り出してくれるとうれしい、親しい人に誘われると出やすいことなど、いろいろな声があり、言葉にすることで新たな気づきもあった。
この大学の校長、健康づくり課の今泉朝子主任は、「“はい!切符”をたくさん蓄えておけばいつでも“はーい!”と出ていくことができます」と、ふだんから前向きな気持ちをもつよう求め、「ここに来た皆さんは、すでに一歩を踏み出したということで自信をもってください」と励ました。
生活を充実させる大切な資源のひとつ、健康を広い視野で学んでもらおうと旧燕市から毎年、燕けんこう大学を行っている。特定健康診査を受けた人に対して受講を案内しており、男女一緒だと女性が積極的で、男性が参加しにくくなるため、男女別に開設。女性限定版は「いきいきライフ教室」を31日からやはり4回シリーズで開き、64人が受講を申し込んでいる。
燕けんこう大学の申し込みは毎年10人前後。それも市が対象者に直接、受講を勧めて集めていたが、大量退職時代もあってか、ことしは2倍の申し込みがあり、ほとんどの人が自主的に申し込んだ。今泉主任は「皆さん積極的でいい雰囲気です。2回目からの参加もできるので、興味のある人はぜひ一歩を踏み出してほしいです」とさらに参加を呼びかけている。
次回以降は9月19日、10月10日、11月1日のそれぞれ平日の午後1時15分から3時15分まで燕市保健センター(燕庁舎新館3階)で開く。申し込みや問い合わせは燕市保健センター(電話:0256-63-4001)、吉田保健センター(電話:0256-93-5461)、分水保健センター(電話:0256-98-6112)へ。2回目以降の内容と講師は次の通り。