燕三条地場産業振興センターでは、「思わず手に取って買いたくなる、リ・デザイン」をテーマに燕三条地域の既存商品のデザインを見直し、提案する新潟DNA「リ・デザインエキシビション2013」を開くのに伴い、その課題となる商品を提供する企業を募集している。
地元の企業とデザイナーのビジネスマッチングを進め、新たな価値を創造しようと3年前から毎年開かれている。昨年の課題は、地元のステンレスエコカップと包丁のパッケージの2点。県内で活躍するグラフィックデザイナー30人近くが参加してデザインし直した。応募作品は一般公開で人気投票も行い、商品化につなげた。
同センターでは、29日午後6時半から同センターで事業説明会を開き、同事業を共催する県内5つのデザイン団体でつくる「新潟DNAを考える実行委員会」の委員など30人余りが参加している。
応募資格は燕三条地域に事業所か支社がある企業。すでに発売している商品のパッケージデザインか、商品本体のグラフィックデザインのリニューアルを予定しているもので、食品も含む。
募集数は、1社1点で、2社ていど。応募が多かったら同事業実行委員会で選定する。参加決定後は11月5日のオリエンテーションに参加し、デザイン条件や仕様などを参加デザイナーに説明する。募集締め切りは10月3日。デザイナーの募集は10月17日から10月31日まで行う。問い合わせや申し込みは、燕三条地場産業振興センター産業振興部デザイン企画課(電話:0256-32-5806)へ。
新潟DNAは「新潟デザイン・ネットワーク・アソシエーション」の略称。新潟の遺伝子をデザインの力で活性化させる意味合いがある。地域資源を掘り起してデザイン力を強化するため、商品の特徴や使用方法を広く伝えて販売促進につなげるため、既存の商品をグラフィックデザインの観点から見直し、提案しようと開いている。また、同エキシビジョンでは、県内で活動するグラフィックデザイナーを紹介し、ビジネスマッチングを図る。