8月最後の31日も猛暑は衰えを見せず、三条の最高気温は35.0度と猛暑日で8月を締めくくった。
明け方の最低気温は24.2度。熱帯夜にはならなかったが、日中は青空で気温はぐんぐん上がった。35.0度を記録したのは正午前で、正午の時点で三条は全国5位の高温だった。
31日は日が沈むと東の空に「ブルームーン」が浮かんだ。本来、ブルームーンは文字通り青い月の意味だったが、誤解などがあり、貴重であるということから、ひと月に2回、満月が現れることも意味するようになった。
この8月は2日も満月で、31日は8月2回目の満月で、とくに2回目の満月をブルームーンと呼ぶ場合がある。満月自体はふつうの満月と何ら変わるところはなく、月に2回というのが珍しいだけ。それでもブルームーンは数年に1度しかない。ブルームーンを見ると幸せになるという言い伝えもあり、ラッキーな迷信なのでぜひブルームーンを拝んでおきたい。
翌日から9月、「長月」。猛暑日に続く9月の始まりで、今なおにぎやかなセミの声にも秋を感じることができる。アブラゼミの声にまじって晩夏から初秋に鳴くツクツクボウシのボリュームが上がっている。ツクツクボウシは木の高いところにとまっていることが多く、体が小さい上に羽が透明なので見つけるのが難しいが、31日の燕三条駅前の木々でもツクツクボウシが合唱で追いかけるように鳴いていた。