燕市産業史料館で人気のスプーン製作の疑似体験で、自分で作ったミニスプーンを日常的に持ち歩いてもらおうと1日、ミニスプーンに取り付けるストラップとチェーンの販売を開始した。
色違いのひものストラップと金属製のチェーンで全部で6種類の中から選べる。いずれもひとつ50円で同史料館の事務所で販売している。
同史料館ではスプーン製作を疑似体験できる。7.5×2.0センチのアルミの板から手動の油圧ジャッキでスプーンの形に打ち抜き、柄の先に同史料館の英語名の頭文字を取った「TIMM」を刻印し、ストラップなどを通す穴を開け、スプーンの皿のへこみを作る「つぼ起こし」を行って完成。アルミなので手でも簡単に曲がってしまうが、長さ5センチの小さなスプーンができあがる。
入館料さえ払えば無料で体験でき、毎月数十人の体験がある。しかし完成したミニスプーンは、抜き型を含めてそのまま持ち帰ってもらっていたため、家に帰っても引き出しなどに片付けてそのままになっているのではもったいないと、その場でストラップやチェーンを付けて、すぐに身につけてもらおうと販売することにした。